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DataHub登場 — DoiT Cloud Intelligenceで変わるクラウドコスト管理

By Sebastian CaparrozJun 27, 20245 min read

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クラウド環境が複雑さを増すなか、クラウドコストの管理と最適化は多くの企業にとって最重要の経営課題となっています。クラウドは大規模なコストセンターであると同時に、規模が拡大するなかで適切に管理するには、それらのコストを事業全体の動きのなかで捉える視点が欠かせません。事業の成長に応じて、クラウドコストは他のコストと同じペースで増えていますか?インフラ支出は売上の伸びに見合っていますか?

こうした問いに答えるには、関連するビジネスデータを一元的に把握できる仕組みが必要です。クラウドコストだけでなく、SaaSの利用状況、プライベート/ハイブリッドクラウドへの支出、本番環境のメトリクス、収益といったITデータも併せて見ることで、成熟しつつあるFinOpsの取り組みをさらに前進させ、クラウド支出の予測と予算策定の精度を高めながら、事業目標に資するコストとして説明できるようになります。

クラウドおよびIT全般の支出について、そのビジネス価値を定量化できる高度なクラウドコスト管理ソリューションへのニーズは、業界を問わず広く認識されています。FinOps Foundationも、ユニットコスト機能の成熟度を、規模を問わず多くの企業が日々の運用で苦戦している重要領域のひとつに挙げています。この領域を伸ばすには、クラウド請求データと並べて取り込める幅広いデータが必要です。各プロバイダーからデータをエクスポートし、別のサードパーティ可視化ツールで一から組み直すような、煩雑で手作業の多いプロセスに頼る必要はもうありません。

そこで登場するのがDataHubです。DoiT Cloud IntelligenceのEnhancedまたはEnterpriseサブスクリプションをご契約のお客様が利用できる機能で、クラウド支出にとどまらず、より広範な事業支出や利用データに対しても、他にはない可視性とコントロールを実現します。あらゆるビジネスメトリクスをクラウド分析データと並べて確認できるため、より賢明な財務判断が可能になります。

クラウドインフラへの支出が増え続けるなか、DataHubのようなツールは、クラウド投資を最適化し財務の透明性を高めたい企業にとって不可欠な存在です。

DataHubとは

DataHubは、DoiT Cloud Intelligenceに搭載された画期的な機能で、さまざまなソースから取り込んだメトリクスデータを一つの画面で分析できます。これにより、ユニットエコノミクスのための詳細なメトリクスを生成し、ビジネス取引あたりの総コストを可視化できます。

DoiT Cloud Intelligence DataHubの機能DataHubは従業員コストをクラウドコストと並べて取り込み・表示し、各エンジニアリングチームの支出状況を一目で把握できるスナップショットを提供します。

主な機能とメリット

  1. 統合分析: DataHubは複数のソースのコストおよび利用データを集約し、一つのビューに表示します。関連情報を一元的に参照できるため、より的確な財務判断につながります。
  2. ユニットエコノミクス: DataHubの中核となるのが、ユニットエコノミクスを算出できる機能です。製品やサービスの単位あたりコストを把握したい企業に欠かせない要素で、財務データと販売数量やユーザーインタラクションといった運用メトリクスを組み合わせることで、事業パフォーマンスを総合的に可視化し、データに基づく意思決定と戦略立案を支えます。

具体的な活用シーン

DataHubは多様なビジネスニーズに応えられるよう設計されています。代表的な活用例は次のとおりです。

  • 財務判断: 支出とビジネス価値を結びつけるメトリクスを追跡し、ユニットエコノミクスを通じて製品や顧客ごとの売上原価(COGS)を把握します。販売したSKUごとのマージンを分析し、地域や製品による差を見極めたいというお客様も少なくありません。
  • コスト管理全般: DataHubを使って、コストのレポーティング、配賦、コントロール、予測を行えます。DataHub経由でデータを取り込めば、Cloud Intelligenceの強力な機能をあらゆるデータに対して活用できます。利用データをもとにSaaSコストを予測しているお客様もいれば、サードパーティのデータウェアハウス支出に異常があった際のアラートに活用しているお客様もいます。

DoiTでも、自社プロダクトをまず自分たちで使い倒す方針のもと、Cloud Intelligence内の各ユーザーインタラクションに対するユニットエコノミクスをDataHubで作成しています。まず、組織内のエンジニアリングチーム/部門ごとに分解したユーザーインタラクションのデータを取り込みました(下図参照)。

取り込んだデータをもとに、プロダクト内に「User Interactions」というカスタムメトリクスを作成。次に、全請求ソースの通常のコストデータを用いて、合計コストをこの新しいUser Interactionsメトリクスで割るだけで算出できる「Cost per Interaction」という2つ目のメトリクスを作成しました。下記の例では、すべての請求ソースを束ねた「Everything」というAttribution Groupも併せて作成しています。

この新しいメトリクスをCloud Analyticsのレポートに取り込めば、ユーザーインタラクションあたりのIT支出総額を算出できます。自社のクラウド支出がビジネスKPIにどう影響しているかを把握しやすくなり、事業のスケールに合わせた将来の支出予測も容易になります。

なぜDataHubなのか

FinOpsの原則を理解し実践することは、クラウド投資から得られる価値を最大化するうえで欠かせません。DataHubは次の点からFinOpsの基本を支えます。

  1. 包括的な可視性: FinOpsではクラウドコストの可視化が重視されます。DataHubは複数ソースのデータを統合し、財務・運用メトリクスの「単一の信頼できる情報源(Single Source of Truth)」を提供します。
  2. データに基づく意思決定: ユニットエコノミクスの詳細なインサイトにより、支出とビジネス価値を結びつけたデータドリブンな判断が可能になります。財務リソースを効率よく、かつ効果的に活用できます。
  3. コスト配賦と最適化: 製品・サービスの単位あたりコストを把握することで、価格戦略の最適化、リソース配分の見直し、財務パフォーマンス全体の改善につなげられます。

DataHubはクラウドコスト管理における大きな前進であり、より良い財務成果と戦略的判断を後押しする包括的なツール群を備えています。DataHubを活用すれば、コストをより深く理解し、クラウド支出を最適化し、事業に関する判断の精度を高められます。Cloud Intelligenceの一部として、DataHubはFinOpsの高度化に取り組むあらゆる組織にとって欠かせない存在になるはずです。

DataHubの機能を活かすことで、企業はクラウドコスト管理のあり方を変革し、競争の激しい市場で一歩先を行くことができます。DoiTからの今後のアップデートや機能強化にもぜひご注目ください。クラウド支出の最適化と財務効率の向上に向けた歩みを、これからも一緒に進めていきましょう。

詳細や実際の動作をご覧になりたい方は、DoiTのエキスパートによるデモを今すぐご予約ください