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Google Cloudのインフラを、リアルタイムに可視化する

By Matan BordoOct 20, 20255 min read

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Cloud DiagramsがGoogle Cloudに対応しました。GCP環境のインフラを自動で可視化し、依存関係の把握、プロジェクトをまたぐネットワーク調査、変更履歴の追跡、常に最新のアーキテクチャドキュメントの維持まで、まとめて行えます。

本日、Cloud DiagramsのGoogle Cloud向け一般提供を開始しました。

これまでAWSのお客様にご活用いただいてきた依存関係マッピング、ネットワーク調査、アーキテクチャドキュメントの各機能が、Google Cloudをご利用のチームでもそのままお使いいただけます。インフラの状態をリアルタイムに自動で可視化できます。

Cloud Diagramsの動きは下の動画でご覧いただけます。トラブルシューティングのスピードアップ、安心して進められる最適化、最新状態を保つアーキテクチャドキュメント——本記事では、その活用ポイントを順にご紹介します。

Cloud Diagramsでできること

Cloud Diagramsは、Google Cloudインフラをインタラクティブなマップとして描き出します。マップには互いを補い合う2つのビュー、プロジェクト構成図ネットワークレイヤーがあります。それぞれを見ていきましょう。

Google Cloudプロジェクト構成図

Cloud Diagramsはプロジェクトごとに構成図を1枚生成し、すべてのリソースとその依存関係を、チームで自由に探索できるインタラクティブなマップ上に表示します。

任意のリソースをクリックすれば、プロパティや構成情報、メタデータをその場で確認できます。

https://media.doit.com/imports/wordpress/2025/10/9f8dc6e69ccc-cloud-diagrams-explore-1.mp4

構成図上では、Filterで特定のサービスやラベルに表示を絞り込めます。

https://media.doit.com/imports/wordpress/2025/10/a5e7b1e34fd9-cloud-diagrams-filter.mp4

Investigate機能では、任意のリソースをクリックすると、そのリソースに関係するもの_だけ_を浮かび上がらせ、それ以外をフェードアウトさせて表示します。上流・下流の依存関係が一目で分かるため、視覚的なノイズに惑わされることなく、つながりをたどって影響範囲を把握できます。

https://media.doit.com/imports/wordpress/2025/10/656e7d564c00-clouddiagrams-investigate-1.mp4

インシデントが起きたとき、最初に問われるのはいつも「何が変わったのか?」です。Cloud DiagramsのVersion Historyは、インフラに加わったすべての変更を時系列で記録します。何が、いつ、作成・変更・削除されたかを正確に示す監査証跡として機能します。

さらにSnapshotsを使えば、インフラの特定範囲(サービスやサブネットなど)に絞った比較を作成し、調査対象の領域で何が変わったのかをピンポイントに切り出して確認できます。

https://media.doit.com/imports/wordpress/2025/10/e3b1a84d219c-clouddiagrams-version-history-and-snapshots-1.mp4

Cloud DiagramsのNetwork Layer

Cloud DiagramsのNetwork layerは、接続されたGoogle Cloudプロジェクトを1つのビューに集約し、ネットワーク接続にフォーカスしてVPC・サブネット・ゲートウェイをまとめて可視化します。

https://media.doit.com/imports/wordpress/2025/10/7a39a0ef7dd6-cloud-diagrams-network-layer.mp4

AWSとGoogle Cloudを併用している場合は、このビューが両プラットフォームをまたいで広がります。

マルチクラウドのネットワークは、ルーティングテーブルがひとつ誤っただけで通信が途絶えるため、調査が一筋縄ではいきません。設定ミスを突き止めるには、両方のコンソールを行き来して構成を見比べるのが通例です。

Cloud Diagramsは、こうしたクラウド間のネットワーク経路を1つのビューにマッピングし、関係するサブネット・ゲートウェイ・VPN接続を正確に示します。

たとえば下図では、AWSとGoogle Cloudを結ぶネットワーク経路の全体像を確認できます。AWS側のVirtual Private Gatewayが複数のトンネルで構成された高可用性VPN接続を確立し、Google Cloudプロジェクト内の特定のVPCにアタッチされたVPN Gatewayへ接続している様子が示されています。

https://media.doit.com/imports/wordpress/2025/10/8311adcc55b3-cloud-diagrams-multicloud-network-layetr.mp4

Cloud Diagramsの活用シーン

Cloud Diagramsを公開してから、規模の大きなクラウドインフラ運用に付きものの課題に対し、多くのチームが本ツールで解決策を見出しています。代表的なユースケースをご紹介します。

新メンバーのオンボーディング

新しく加わったエンジニアは、インフラを理解するために属人的な知識や試行錯誤に頼りがちで、シニアメンバーに基本的な質問を繰り返してしまうこともしばしばです。重要な知識が一部の人の頭の中にしかない状態では、チームをスケールさせることはできません。

Cloud Diagramsは、常に最新の状態に保たれるビジュアルリファレンスを提供します。新メンバーはオンボーディング中、自分のペースで自由にインフラを探索できます。

アーキテクチャを踏まえた最適化判断

遊休インスタンス、未使用ストレージ、過剰にプロビジョニングされたデータベース——最適化候補を見つけること自体はできても、依存関係が見えないために実行に踏み切れないチームは少なくありません。

「気づかないうちに何かの接続を壊してしまうのが怖い」という理由で、最適化の判断を何カ月も先送りにしていたというお客様の声も寄せられています。

FinOps Foundationの「2025 State of FinOps」レポートでも、「推奨された変更が悪影響を及ぼすことへの懸念」が、最適化の推奨に踏み切れない理由として2番目に多く挙げられています。

Cloud Diagramsは、EngineersやFinOps担当者がリソースをアーキテクチャの全体像の中で確認し、変更前に隠れた依存関係がないかを検証できるようにすることで、この課題に応えます。

インシデントの早期解決

障害が起きると、エンジニアはサービス間のつながりや問題の発生源を探るために、コンソール画面を次々とクリックして回り、貴重な時間を浪費してしまいます。本来であれば短時間で済むはずの調査が、手作業での接続追跡、ルーティングテーブルの確認、記憶や古いドキュメントを頼りにした依存関係の組み立てに変わってしまうのです。

Cloud Diagramsはリソースとその関係を一画面に可視化するため、問題の根本原因へすばやくたどり着き、上流・下流への影響を把握したうえで、迅速に修正できます。

アーキテクチャドキュメントの維持

アーキテクチャ図はリソースが変わった瞬間に陳腐化しますが、EngineersにはデプロイのたびにVisioやdraw.ioを更新する時間はありません。

規制業界の企業にとって、この問題は社内事情にとどまりません。監査人や自社の顧客から、アーキテクチャ図の提出を求められる場面が後を絶たないからです。

Cloud Diagramsは、最新のアーキテクチャビューを自動で維持し、必要に応じてフィルタリングやエクスポートを行えます。コンプライアンス対応に耐えるドキュメントを、監査人・顧客・社内関係者にすぐ共有できます。

おわりに

Cloud DiagramsがAWSとGoogle Cloudの両方に対応したことで、マルチクラウドインフラ全体を一望できるようになりました。今後数カ月のうちに、Cloud Diagramsの機能拡張、DoiT Cloud Intelligence™との連携強化、Microsoft Azureなど対応プラットフォームの追加を進めていきます。

Cloud Diagramsは、すべてのDoiT Cloud Intelligence™サブスクリプションでご利用いただけます。最初のGoogle Cloudプロジェクトを接続すれば、数分でインフラの可視化を始められます。

まだお客様でない方は、こちらからお問い合わせください。DoiT Cloud Intelligence™とCloud Diagramsについて詳しくご案内します。