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Google Cloudのコストをロケーション別に可視化

By Vadim SoloveyJul 9, 20183 min read

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「Google Cloudのコストをロケーション別に分析したい」というご相談をよくいただきます。本記事では、 Iris DoiT Cloud Intelligence を組み合わせて、こうした情報を収集・可視化する方法をご紹介します。

gcp zonesGoogle Cloudのコストをリージョン・ゾーン・ロケーション別にマッピング

本題に入る前に、これらのツールに馴染みのない方のために、IrisDoiT Cloud Intelligence について簡単におさらいしておきましょう。

Irisは、Google Cloudのリソースに自動でラベルを付与するオープンソースソフトウェアです。リソースの検索性やオブザーバビリティを高める用途で利用されます。Irisを導入すると、Google Cloud上の各リソースに[iris_name]、[iris_region]、[iris_zone]といった形式のラベルが自動生成されます。例えば、`nginx`という名前のGoogle Compute Engineインスタンスがあれば、Irisが自動的に[iris_name:nginx]、[iris_region:us-central1]、[iris_zone:us-central1-f]といったラベルを付与します。Irisの仕組みについて詳しくは、こちらのブログ記事をご覧ください。

Irisはオープンソースかつプラグインで拡張できるため、Google Cloudから取得したい情報を自由に集めて、リソースのラベルとして追加できます。代表的な例としては、iris_instance-cores、iris_instance-memory、iris_ipなどがあります。

DoiT Cloud Intelligence™は、クラウドコストの可視化と最適化を実現するプラットフォームです。DoiT Cloud Intelligenceを使えば、次のような疑問にすぐ答えられます。

  • どのGoogle Cloudサービスに、いくら支払っているのか?
  • 今月のGoogle Cloudの利用料はいくらになりそうか?
  • Google Cloudの支出はどう最適化できるか?

gcp regions and zones

DCIで特に人気の高い機能のひとつが、カスタムレポートの作成機能です。レポートは、Google SpreadsheetsやMicrosoft Excelでお馴染みのピボットテーブルによく似た感覚で扱えます。

google cloud zoneDoiT Cloud Intelligenceのレポート

DoiT Cloud Intelligenceには「Cost Labels」という機能があり、ラベル情報を使ってレポートをより詳細に分析できます。リソースに「env:production」や「app:backend」のようなラベルを付けておけば、請求レポートをそのラベルで絞り込んだりグルーピングしたりできます。

google cloud regions and zonesDoiT Cloud IntelligenceのCost Labelsはかんたんに設定できます!

先ほどお伝えしたとおり、Irisは各リソースに`iris_name`、`iris_region`、`iris_zone`のラベルを自動で付けてくれます。これらのラベルがGoogleの課金データに反映されたら、「Cost Labels」として設定することで、ロケーションを軸にしたレポートを作成できるようになります。

google cloud availability zonesGoogle Cloudゾーン別のコスト内訳

iris_nameラベルを使えば、個別のインスタンスやバケット、BigQueryのデータセット/テーブル単位でコストを追うこともできます。

gcp region zoneGoogle Cloud Storageバケットの名前別コスト

Google Cloudのコスト分析の切り口は、ほぼ無限です。たとえば、ゾーンとインスタンスタイプを掛け合わせた時系列分析もできます。

regions and zones in gcpGoogle Compute Engineのコストをゾーンとインスタンスタイプ別に内訳表示

DoiT Cloud Intelligenceの強みはCost Labelsだけではありません。サービス、SKU、プロジェクト、ラベルを組み合わせた「Cost Allocations」を作成することもできます。Cost Allocationsを使えば、アプリケーションやサービス、環境単位でコストをまとめて追跡するのも簡単です。

たとえば、以下のようなCost Allocationを設定すれば、ネットワークの下り(egress)トラフィックのコストを追跡できます。

gcp zones and regionsDoiT Cloud IntelligenceでのCost Allocationsの設定

Cost Allocationsをベースにすれば、スマートな予算管理や、インフラの一部だけを閲覧できる権限を持つユーザー設定も可能です。

私たちは、ShamashIrisZoryakubeIPをはじめとする、Google Cloud向けオープンソースツール群の改善にご協力いただけるコントリビューターを積極的に募集しています。

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