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Cloud Intelligence™ CLI v2、人にもAIエージェントにも使いやすく

いまや、CLIの呼び出しの半分はキーボードではなくAIエージェントによるものです。`dci` v1.xはその前提がなかった時代の設計で、そのひずみは双方に現れていました。人間には機械向けの出力が、エージェントには人間向けの出力が返っていたのです。本日リリースのv2.0では、出力レイヤー、エラーハンドリング、そして機械向けのコントラクトを作り直しました。コマンドとAPIに変更はありません。

By Vadim Solovey

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Chaim Finson

CLI v1.xで月次コストレポートを実行すると、返ってくるのはフラットなデータベースダンプさながらの出力でした。グループ×期間ごとに1行、239927.13841529994のような生の浮動小数点数、そしてエポックタイムスタンプ。ユーロ建てのレポートはドル建てとまったく同じ見た目で、現在の為替レートなら支出を8%誤って報告しかねません。異常の一覧表示では16列がターミナル幅に押し込まれ、すべてのセルが切り詰められ、いちばん必要な日付の列が隠れてしまう始末でした。

AIエージェントにとっては、さらに深刻でした。コマンドをタイプミスするとCLIは258行のヘルプを出力したうえで終了コード0で終わるため、スクリプトは何事もなかったかのように実行を続けます。クエリボディに未知のフィールドを入れると、CLIはそれを黙って無視し、SQLとは無関係のデフォルトのレポートデータを返します。エージェントはそれを何の疑いもなく「答え」として提示してしまいます。削除が成功しても「リトライ可能」なエラーに包まれて返ってくるため、エージェントはすでに成功した操作を再試行していました。さらに、サービス別にグループ化した30日間のクエリは7,500行、約120,000トークンをそのままエージェントのコンテキストウィンドウに流し込むこともありました。

CLI v2で「人間」が得られるもの

レポートはデフォルトでピボット表示になります。時系列のグループ化、通貨記号付きの合計、支出順のランキング、トレンド列——フラグは一切不要です。以前は浮動小数点数が12行入り交じっていた3か月×4サービスのレポートが、そのまま予算レビューに貼り付けられる表になりました。数値には通貨記号が付くので、EUR建てのレポートがようやくそれらしい見た目になります。フラットな行を前提にスクリプトを書いている場合は、--flatでその形式を維持できます(日付は読みやすく、列は整列された状態で)。正確な値が必要なときは--raw-numbersで元の値に戻せます。

一覧表示も同様に改善しました。IDと日付の列は幅調整の際に必ず残り、非表示になった列はその名前と復元用のフラグが表示され、nullは文字どおりの<nil>ではなく空セルとして描画されます。

入力ミスは即座にエラーになります。dci list-bugetsは「did you mean list-budgets?」という1行と、スクリプトで分岐できる終了コード2を返します。無効な顧客コンテキストは、3コマンド後に謎の403として現れるのではなく、設定した瞬間に拒否されます。同じ失敗は、どのモードでも同じ終了コードに対応します。

ターミナルと日々の業務をつなぐ機能も2つ追加しました。dci open report <id>はコンソールへのディープリンクを開き、dci query --output csvはスプレッドシートへ直接エクスポートできます。

アップグレードで「エージェント」が得られるもの

AIエージェントにとって、今回の変更の本質は信頼性とコストです。未知のリクエストフィールドは、スキーマを示すヒント付きの構造化エラーで失敗するようになったため、不正なクエリがもっともらしい誤ったデータを返すことはもうありません。成功した削除は成功として報告され、クライアントエラーがリトライ可能とマークされることもなくなり、リトライループは解消されました。CI環境で認証情報なしに実行した場合は、決して開かないブラウザログインでハングする代わりに、約10ミリ秒で構造化エラーが返ります。

トークンコストは全面的に下がりました。大きな結果はデフォルトで500行に制限され、切り詰めが行われたことが明示されるとともに、クエリを絞り込むか上限を引き上げる方法が案内されます。これにより120,000トークンのレスポンスは約9,500トークンとなり、92%の削減です。--helpの出力は84%コンパクトになり、リクエストとレスポンスの完全なスキーマは--help-fullというフラグ1つで参照できます。また、--rows keyedはスキーマ名付きのオブジェクトを明示的なcurrencyフィールドとともに返すため、コストを探すために配列の位置を数える必要はもうありません。

試してみる

dci upgrade                # v2を入手
dci skill <agent>          # 組み込みのエージェントスキルを更新
dci query --help-full      # スキーマは必要なときにいつでも参照可能

両バージョンの実際の出力を並べた完全なビフォー/アフター比較は、ヘルプセンターに掲載しています。あわせてv2の新機能の概要もご覧ください。

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