概要
このたび DoiT International は、Google Compute Engine の最新 Tau VM(T2D インスタンスタイプ)のプレリリース版にアクセスできるようになりました。T2D ファミリーは第3世代 AMD EPYC プロセッサをベースとしており、他クラウドの同等インスタンスを大きく上回る性能を発揮します。DoiT の Customer Reliability Engineers が、Google Cloud と AWS のコンピュートインスタンスを並列で比較検証しました。

Google Tau インスタンスのベンチマーク
テスト手順
Google Cloud Platform 側のテストはプレリリース版のインスタンスクラスを用いたため、PerfKitBenchmarker に若干の改修を加える必要がありました。下記コマンドは、当該マシンが一般提供された際にそのまま動作することを想定したものです。AWS 側のテストでは PerfKitBenchmarker を改修なしで使用しています。コマンド例は以下のとおりです。
Google Cloud
python3 pkb.py --cloud=GCP --benchmarks=coremark --coremark_parallelism_method=SOCKET --machine_type=t2d-standard-16 --os_type=ubuntu1804 --run_stage_iterations=50 --zone=us-central1-f
AWS
python3 pkb.py --cloud=AWS --benchmarks=coremark --coremark_parallelism_method=SOCKET --machine_type=m6g.4xlarge --os_type=ubuntu1804 --run_stage_iterations=50 --region=us-east-1a
結果
GCE Tau t2d-standard-16
CoreMark 1.0 : 469318.315147 / GCC7.5.0 -O2 -g -O2 -DMULTITHREAD=16 -DUSE_SOCKET -DPERFORMANCE_RUN=1 -DPERFORMANCE_RUN=1 -lrt / Heap / 16:Sockets
Amazon EC2 Graviton m6g.4xlarge インスタンス
CoreMark 1.0 : 311939.483740 / GCC7.5.0 -O2 -g -O2 -DMULTITHREAD=16 -DUSE_SOCKET -DPERFORMANCE_RUN=1 -DPERFORMANCE_RUN=1 -lrt / Heap / 16:Sockets
同等システム・同等コア数による厳密な比較条件のもと、GCE Tau ファミリーのインスタンスは Amazon Graviton2 ベースの EC2 M6G インスタンスを 50% 上回りました。これにより、T2D Google Compute Engine インスタンス上で workloads のパフォーマンスとコストを最適化することが可能になります。
テストには PerfKitBenchmarker を使用し、Google Cloud Platform 上の 16 vCPU の T2D GCE インスタンスと、それに相当する Amazon EC2 Graviton m6g.4xlarge を対象としました。両クラウドの CPU コア性能を測るベンチマークには CoreMark を採用。スコアは T2D インスタンスが 469318、Amazon Graviton2 m6g.4xlarge が 311939 となり、Google Compute Engine の T2D インスタンスは同等の Amazon Graviton2 ベースの EC2 M6G インスタンスを 50% 上回る性能を示しました。詳細は以下のとおりです。