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デザインの舞台裏:Google Cloud Next 2023 ブース

By Chase CowansNov 1, 20233 min read

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デザインの舞台裏:Google Cloud Next 2023 ブース

はじめまして。DoiTでジュニアグラフィックデザイナーをしているChaseです。今回は、Google Cloud Nextブースのデザインプロセスと完成までの道のりをご紹介します。

Google Cloud Nextは、テクノロジー好き、業界のプロフェッショナル、開発者が一堂に会し、テック業界の最新トレンドやイノベーションに触れる、毎年注目度の高いイベントです。このイベントでのブースデザインは、製品やサービスを発信し、来場者と交流し、ブランドを広く印象づけるための中心的な役割を担うため、非常に重要です。本ブログでは、私たちのデザインプロセスを支えた思考の軌跡を掘り下げていきます。

リサーチ段階でのFigjamのスクリーンショット

ブースの初期コンセプトは、これまでのデザインを踏襲したもので、主に青系の色合いとグラデーションで構成されていました。幸い、今年の早い時期にGoogle Cloudのイベントに足を運ぶ機会があり、そこでのリサーチから、競合他社の多くが似たようなカラーパレットとレイアウトを採用していることがわかりました。青や紫であふれる会場のなかで、自社ブランドをどう際立たせるか――その必要性は明らかでした。

そこでさまざまな色を試しながら、最適な配色を探っていきました。ブースを大胆に印象づけつつ、親しみやすく、自信があり、信頼でき、そして謙虚であるという私たちのトーン・オブ・ボイスをきちんと伝えられる配色を目指したのです。

配色には、バランスと洗練が欠かせません。そこで採用したのが、ピンクとブルーを50対50で組み合わせたカラーパレットです。鮮やかなスパークカラーは、ロゴをあしらった上部2枚のボードに思い切って使い、遠くからでもブースがひと目でわかるようにしました。一方、情報を伝える要素にはブルーを用い、テキストの読みやすさを確保。さらに、すべての来場者にとって見やすくアクセシブルなデザインとなるよう、Web Content Accessibility Guidelinesにも準拠しました。

ちょうどブランドリフレッシュと新しいタグラインの導入が重なったこのタイミングは、ブース壁面に新しいタイポグラフィレイアウトを取り入れる絶好の機会でもありました。大胆なテーマを軸にしながら、ホワイトスペースを大切にし、クリエイティブの幅を広げるデザインです。メインタグラインである「The true promise of the cloud with ease, not cost」は、太めのフォントウェイトと意図的な階層づけで存在感を強調。さらに最後のフレーズには、ブランドのスパークカラーを使った長方形を重ね、印象を引き締めました。ダークブルーの背景は、白のテキストとアイコンを引き立てる絶好のコントラストとなり、メッセージをより力強く伝えてくれます。

このブースは、社内のセールスチームはもちろん、イベントに訪れた来場者からも非常に高い評価をいただきました。鮮やかなスパークピンクの使い方を褒めてくださる方が多く、「展示会場でどれだけ目を引くか、言葉では伝えきれないほど。かなり遠くからでもひと目でわかる!」「あのスパークピンクには本当に個性が宿っているね」といった声が寄せられました。

このプロジェクトで学んだのは、デジタルデザインのツールは変更や修正をすばやく重ねられる反面、印刷時の色味を必ずしも忠実に再現してくれるわけではない、ということでした。そのため、情報背景用のブルーは何種類も試して見極める必要がありました。今後はデザインプロセスをさらに磨くために、Pantoneのサンプルカードも取り入れていきたいと考えています。実物のカードがあれば、色同士の関係や周囲との見え方をより的確に把握でき、最終的な印刷物での再現性も一段と高められるはずです。