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Google、データ分析ツールをLookerブランドに統合

By DoiTNov 22, 20224 min read

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GoogleがLookerとData Studioを統合し、「Looker Studio」として再編。BIプロダクトの一本化に踏み切りました。本記事で変更点を整理します。

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Google Cloud Next '22で発表──LookerとData Studioが「Looker Studio」に統合

Googleは2020年にLookerを買収し、包括的なビジネス分析ソリューションを提供してきました。今回、同社はBIプロダクト群をLookerブランドのもとに集約。ワークフローやアプリケーションにより多くのデータを取り込み、企業がより的確な業務判断を下せるよう支援する取り組みの一環です。

この統合により、LookerとData Studioが一本化され、Data Studioは「Looker Studio」として生まれ変わります。

主な変更点を整理してみましょう。

Looker

GoogleがLookerに惹かれた大きな理由のひとつが、セマンティックデータモデリング機能です。開発者がデータおよび分析アセットを定義し、解釈の一貫性を担保できる仕組みで、この点に変わりはありません。開発者は引き続きLookerでガバナンスのセマンティクス・ルール・レイヤーを定義し、エンドユーザーはそのガバナンス済みデータにアクセスして、Looker Studio上で可視化を行います。

エンタープライズおよび法人のお客様にとって、Looker Studioでの解釈を支えるセマンティックレイヤーには引き続きLookerが必要です。また、Looker Studio Proを最大限に活用するには、既存のLooker環境が前提となります。Lookerは大規模なユーザー基盤を持つエンタープライズ向けに設計されており、以下の機能を提供します。

● 主要指標の定義に対するガバナンス

● 堅牢なデータアクセス権限とセキュリティ

● 共通ロジックに基づくセルフサービス型のコンテンツ作成

● 共有・スケジューリング・アラート

● オペレーショナルアナリティクス

● 既存のツールやワークフローへの分析機能の組み込み

● 組み込み型BI/アナリティクス

● カスタムアプリケーションの構築

Looker Studio

これまでData Studioと呼ばれていたLooker Studioは、Google Sheets、Google Analytics、各種データベースなど複数のソースからデータを一か所に集約し、見やすいレポートを作成できるデータ可視化プラットフォームです。アドホックなデータソースを使ったセルフサービス分析と、Lookerで検証・モデリング済みの信頼できるデータを掛け合わせて活用できます。

標準のLooker Studioでは、現在プレビュー提供中のLookerセマンティックレイヤー向けコネクタが利用できます。このコネクタを使えば、LookerインスタンスからLooker Studioへデータを送信し、Lookerの認証情報でアクセスして、Looker Studio上に新しいデータソースを作成できます。LookerへのコネクタをLooker Studioから利用するには、Lookerのビューワーライセンスが必要です。認証情報の共有や使い回しはできません。

Looker Studioは引き続き無料で提供されており、保有するすべてのデータを横断したBI機能を求めるビジネスユーザー向けです。具体的な用途は次のとおりです。

● 個人での分析

● 単発のアドホックな可視化やレポート作成

● 単一のデータソース、または小規模/事前集計済みのデータセット

● スプレッドシートデータや.csvファイル

Looker Studio Pro

Looker Studio Proは有料サービス(コミットメントなしの場合、ユーザーあたり月額7ドルから)で、

11月中旬のリリースを予定しており、Looker Studioに追加機能を提供します。Looker Studio Proにアップグレードすると、新たなエンタープライズ管理機能、チームコラボレーション機能、そしてSLAが利用できるようになります。

本サービスは、既存のLooker Studioアカウントの管理者やデータチームを対象としており、Cloud Identity組織内の全ユーザーを管理し、セキュリティ統合、ユーザー管理、Google Cloudにおけるプロジェクト統合、サポートといった追加のエンタープライズ機能を必要とする方に適しています。データセットやデータサブセットごとに異なる権限を設定して共有し、Cloud Identity組織全体を統括できます。ただし、Looker Studio・Looker Studio Proのいずれもセマンティックレイヤーのガバナンス機能は備えていません。この機能を提供するのはLookerだけです。

次のステップ

必要なツールがそろっていても、データと分析を活かしたデータドリブンな意思決定にうまくつなげられていない企業は少なくありません。DoiTのような専門家をパートナーに迎えることで、LookerシリーズのBI製品をお使いかどうかにかかわらず、データと分析の力を最大限に引き出せます。AWSおよびGoogle Cloudのデータ・分析分野で深い知見と公式パートナー認定を持つDoiTが、貴社データの可能性を引き出すお手伝いをいたします。