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Google Cloudの下り通信、その実態に迫る

By Aviv LauferMay 1, 20182 min read

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egress gcp traffic

Googleのネットワーク

多くのパブリッククラウドと同様、Google Cloudも上り(イングレス)通信は無料で、他ゾーン・他リージョン・インターネットへの下り(エグレス)通信には課金されるネットワーク料金モデルを採用しています。

大規模な環境で、他ゾーン・他リージョン・インターネットへ流れる通信量を把握するのは簡単ではありません。「クラウド請求書ショック」を避けるためにも、まだベータ版ですが VPC Flow Logs という新機能の活用をおすすめします。

VPC Flow Logsは、インスタンスを発着するネットワーク通信を記録する機能です。ネットワーク監視、フォレンジック、リアルタイムのセキュリティ分析、クラウドコスト最適化など、さまざまな用途に活用できます。

VPC Flow LogsはStackdriver Loggingから参照でき、Google Cloudの他のログと同様に、Cloud Pub/Sub、BigQuery、Cloud Storageといった連携先へ自動でエクスポートできます。

ログはコネクション単位で5秒間隔に集約され、ほぼリアルタイムにエクスポートされます。有効化はサブネット単位で行い、ネットワーク性能への影響もありません。

gcloud beta compute networks subnets update [subnet-name] \
--no-enable-flow-logs

では、ログのエクスポートを設定してみましょう。https://console.cloud.google.com/logs/viewer にアクセスし、「高度なフィルタ」を選択して以下を貼り付けます。

resource.type="gce_subnetwork"
logName="projects/{#project_id}/logs/compute.googleapis.com%2Fvpc_flows"

続いて、Google BigQueryへのエクスポートを設定します。

egress traffic gcp

これで、すべてのログがBigQueryのテーブルへストリーミングされ、可視化の準備が整いました。可視化ツールには Redash を採用しています。Redashは、データベースへのクエリ実行、結果の可視化、ダッシュボード作成までを行えるオープンソースツールで、BigQueryをはじめ多くのデータソースに対応しています。

エクスポートで生成されるテーブルのスキーマはシンプルで分かりやすい構成です。下り通信を追跡するためにデータを抽出する際に使ったクエリは次のとおりです。

google cloud traffic egress

Redashを使えば、インターネット向け下り通信の可視化も簡単に作成できました。

gcp egress traffic

インターネット向け下り通信

リージョン間の下り通信:

google cloud egress traffic

リージョン間の下り通信

そして、ゾーン間の下り通信です。

egress traffic google cloud

ゾーン間の下り通信

これで下り通信を継続的に監視でき、しきい値を超えた際にアラートを発報する設定も可能になりました。

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