本記事では、今回の発表に伴う主要な変更点をわかりやすく整理してお届けします。
まず、現在 Looker をご利用中のお客様に影響はありません。既存のインスタンスはそのまま維持され、Looker 利用規約および Cloud Data Processing Addendum (CDPA) に基づきサポートが継続されます。
それでは、Looker (Google Cloud Core) とは何か? Looker アプリケーションを Google Cloud Console に統合したものです。
具体的には? 従来の Google Cloud ホスト型ソリューションにはないメリットが用意されています。主なポイントは以下の通りです。
新しいセキュリティ機能として、顧客管理の暗号鍵、プライベート IP アクセス、VPC-SC 境界内での Looker のデプロイに対応します。
標準搭載の接続機能により、BigQuery との連携がシンプルになります。
Google Cloud Identity Access Management (IAM) との統合。
インスタンスの管理・メンテナンスを自社で制御可能。カスタム URL 設定や、ログデータに基づく独自の分析・監査も行えます。
Terraform および gcloud CLI コマンドへの対応。
一方で、次の機能は利用できなくなります。SAML/LDAP/OpenID SSO、および Looker モバイルアプリです。また、インスタンスの追加はできず、必要な場合は新たに Looker Edition を別途契約することになります。
そのほかには? Looker Editions が新たに導入され、現時点では Standard、Enterprise、Embed の 3 種類が提供されます。特に注目したいのは、Standard エディションが月額サブスクリプションで利用できる点です。

さらに、Google Cloud Console から 30 日間の無料トライアルを開始できるため、Looker をすぐにお試しいただけます。
提供リージョンについて、Looker (Google Cloud core) のローンチ時の対応リージョンは以下を予定しています。
北米 — アイオワ — us-central1
北米 — オレゴン — us-west1
オランダ europe-west4
台湾 asia-east1
今後、対応リージョンは順次拡大予定です。
では、従来の Looker と新しい各 Edition を比較してみましょう。

最後にお伝えしておきたいのは、2023 年 9 月 15 日をもって、Google Cloud 上でホストされる現行 Looker インスタンスの販売が終了する点です。このホスティング形態をご希望の場合、ご契約いただける期間は今後数か月で締め切られます。なお、AWS および Azure 上でのホスティングは、その後も引き続きご利用いただけます。